ストリートパフォーマー


東京都は、ストリートパフォーマーのオーディションを設け、
正式にその存在を認めているのだとか。
なんというか、街そのものが生き生きとしますよね。


例の携帯なくすのに気付く数分前、地下鉄に乗り換える地下道で、
ヒゲを生やした西洋人が、体長60センチ程の吊人形を使ってパフォーマンスをしていました。
人形はヴァイオリンを持っていて、それを上から西洋人がクラシック音楽に乗せて手足を動かすというもの。
一曲終わると人形は椅子にちょこんと座らされ、楽譜もちゃんと曲毎に換えて、
汗も拭くというちょっとした笑い込み。
単純にふっと心のスキマに入り込んできた情景に、笑みがこぼれました。
なんか、嬉しかったです。
めったにそういう事しませんが、めったにそういったものに足を止めたりしませんが、
足を止めて10分程楽しませてもらい、チップも少ないけれども出させてもらいました。
西洋人に笑ってThank youって言われて、こちらこそThank youだよ、と思いました。


たまに土日、銀座の道端でこういったストリートパフォーマーいたりしますが、
それでも歩行者を巻き込む系のパフォーマンスが多かったり、
一方的に音楽を演奏したりするだけでうるさかったりするのですが、
非常に静かで穏やかで優しくて、なんて素敵なパフォーマンスなんでしょうか、と思いました。


いいです、こういうのいいです。
またいつかどこかで出会えたらいいなと思います。