タンポポと氣志團のおかげ

前回の日記で宣言というか、予想していた通り、
凄い事が起こった。
凄すぎて生きる気力とか、起き上がる力とか、眠りたい欲求とか、
その後二日くらいその他諸々に異常をきたした。
だから日記する気力とかあるわけもなく。


しかし今日、例によってお役所仕事で一瞬実家方面に戻ったのだが、
地元にあるおっきなほのぼのした公園で、
久しぶりに見たタンポポとか、ワタゲが風に揺られて飛んで行く様とか、
その近くに咲いていた花にミツバチが寄ってくる光景とか、
そんな小さい頃夕方テレビで観ていたアニメみたいな情景をみていたら、
気分もよくなって、夫婦仲もヨシみたいなかんじで、
そしたらま、なんとかなるかーなんて思った。


たぶん久しぶりに氣志團みたいな頭にしたのがよかったと思う。


やっぱあれだよ。
確かにこんな容姿になりたいとかさ、思うよ。
そして私の場合それは、夫の好みになりたい一心だったりする。
だって一緒に街中歩いてるとさ、
やれあの女のケツの形がいいだの、やれあの女の洋服の着方は素晴らしいだの、
あの女が可愛いだのなんだのかんだの五月蝿いんだよ。
いや、五月蝿いんじゃなくて耳が痛いんだよね。
ま、夫は本当に物凄い能力を持っていて、
ほとんど女がどんな色、どんな形、をしていようとも、
彼の琴線に触れる事が出来たなら、オールオッケー(古くてスマン)なんである。
それでもそんな夫の琴線に触れる女達のキーワードになるようなスタイルがあって、
それに近づけるよう私は努力をしたいなんて、
今までの私ならば有りえないようなことを最近は考えるようになっていて、
化粧品を選ぶ時であったり、髪を切る時であったり、
服を買いに行くときなんかは、はたして夫の琴線に触れるであるかどうか、
というのと自分の好みの妥協点は一体何処なのか、っていう葛藤であった。
んで、概して夫の琴線に触れる女達の格好っていうのが、
私の気に入らない格好だったりするのが厄介なんである。


今日は家を夫と一緒に家を出て、それぞれの用を済ませて、
再び夕方に夫と落ち合って、みたいな感じの一日であったのだが、
今日の私の髪型といい、服の感じといい、夫の好みでは全くない。
少なくとも今日の私のような感じの女が外に歩いていたとしても、
夫がなんとも思わない自信がある。
いつも夫と一緒に外に出るときは、
自分の最大限、夫に似合う夫の好きな女に近い形を選ぶようにしている。
でも今日の私は、気分が優れなかったので、
氣志團みたいな頭をして、服とかもいかにも私らしい私の好きな服を着たのが功を奏した。
今日は夫を、結婚してからは今日が一番彼を虜に出来た感がとてもあった。


だから話戻るけど、ああいう容姿になりたいとかさ、あるけれど、
そしてそれは最近の私にとったら概して、
夫の好みに近づきたい一心の事であったけれど、
身に付けるものって、
やっぱり自分の好きなもので、自分らしくあって、
そうしたら自分も好きなもの身に付けられてハッピーじゃん。
そんで自分らしいんだからやっぱりその人の魅力出ると思うんだよね。
そしたらやっぱり私は私の感じを貫いてもいいんじゃないかと思った今日。
あえて路線変更しなくていいんじゃないかと。
実際今日の私は最も私らしい格好だったと思うよ。
おかげで自分の気分も良くなったし、
しかも夫も、なんだしかんだし。


なんだしかんだし。
こういうのってたぶん、10代の子とかが考える事だと思うよ。
まじキモイ自分。
まあいいや。
結婚したとはいえ、うちら夫婦は今だ恋愛ゲーム真っ只中なんである。
だから努力は怠れない、んである。


仕事もやっと新しいの決まったしさ、
また頑張ろう、なんて思ったよ。