家族団欒


遠方に住む弟が、休みを利用して帰京した。
実家に行く前に我が家に朝方来て、
配達ピザで朝ご飯を済ませ、夕方実家で落ち合うことを約束して
弟は我が家を出て行った。


夕方、二ヶ月ぶりに実家へ向かう。
久々に家族団欒で夕飯を食べた。
一年以上ぶりであったかと記憶する。
いつも以上に、実家に住んでいた時よりも今日の母親はとてもおしゃべりだった。
もともとよく喋る人ではないが、
今ではもう別々の人生を歩んでいる私と弟が帰ってきて、
きっと嬉しかったんだと思う。
本当によく喋った。小言を言いながらも嬉しそうだった。
そういう母親の表情を見て、可愛い人だなぁと自分の母親ながら思った。
父親も無口で無骨ながらも、表情は柔らかだった。


なんかいいなぁと思った。
帰りの電車の中で母親からメールが来た。
「今日は来てくれてありがとう。お父さんが、やっぱり子供が居るのはいいね
 と言っていました。時々は帰って来てください。ありがとう!」
との文面に図らずも感動する。


なんか、充実した一日だったかも。