続・奮闘日記


暇です。暇すぎて死にそうです。
一昨日そういった電話を友人にして、餌食一人獲得成功。
公園でぼーぅっとしたい、と天気の良さに影響されて
試しにそういってみたら、いいねぇとのお返事。
しかし我らいつもそうだよね。
会ったのが五時すぎであったので、新宿御苑まで新宿駅から歩いてみるものの、
無情にも門が閉まっていましたね。
願いは叶いませんでした。
昼の天気の良さとは打って変わって陽が落ちると寒い寒い。
上着なしで、しかも素足に靴といった格好でいったので、
サザンテラスの辺りでとか風に吹かれる度に唸り声が自然と出た。
カフェに入ってまったりと話したりした。


仕事辞めて短期的に専業主婦的な生活を強いられていて、
家で一人、主人の帰りを待つ日々。
近所付き合いももちろんなく、家族は実家、友人は仕事だったりなんだったりで、
私の相手をしてくれる人はいない。
こんな状態で本を読めば頭がイカレるのは分かっているので本は読みたくないし、
ビデオ借りるような余剰資金は無いし、
ビデオさえ借りれないのに買い物でストレス発散とか出来るわけがないし、
家にネット引いてないから、ネットサーフなども出来ず、
つまんなすぎて家の中で、外に出かける予定も無いのに
一人でメイクアップ大会を開催してみるものの審査員も居ない。
料理作っても夫はいつ帰ってくるかもわからないし、
一人でご飯作って食べる気にはとてもならないので料理もしたくない。
仕事している時は毎朝、あぁ〜もう何もしたくない、って独り言呟いてたのに、
いざ本気で何もすることがないとなると、どう行動していいかわからなくて悩む。
唯一私の機嫌をそこまで損ねない要因が天気の良さだ。
天気が良いと、近所の公園に自転車で散歩がてら行くか〜ってなるけど、
行ったところでそれを報告する人も居ない。
こんなにも誰かが居ないと生活を楽しめない自分なんて情けないけど、
仕方ないから生きてみる。
やけに芸能情報に詳しくなってみたり、やけに天気予報に詳しくなってみたり、
やけに家の中がキレイになったりして、そんな風に時間をやり過ごす。
突然、勉強とかしてみたくなった。
今ならものすごい集中力でものすごい短期間でものすごい事をやってのけられるような
根拠の無い並々ならぬ自信が湧きあがる。
そうだ!やれば出来る子なんだから何か挑戦してみたらいいんじゃない?!
帰ってきた夫に資格取る為に勉強を始めようと思うと試しに告げてみたら、
思いの外、ものすごく賛成されて勉強の仕方のアドバイスとか受けた。
あたしそんなに馬鹿じゃないから勉強のアドバイスとかされるとなんとなく
カチンとかきてしまうんですが、夫も頭が良いとかなんとか。
同じ土俵で教育を受けてきたわけじゃないのでそれを確認する術もなく、
まぁ勉強の仕方とかのアドバイスを得意気に話す彼の鼻を折るわけにもいかないので、
なるほどね、といった風に話半分に聞いてみたりした。



夫が最近、婚約指輪的なものを毎日つけている。
私はもちろん毎日つけているのだが、彼は何かに縛られるのが
たとえそれが何であるにせよ大嫌いなので、本当に気が向いた時にしかつけない。
本当は結婚指輪も欲しいのだが、つけないのに購入するのは非常にもったいないし、
それ以前に今は資金不足でとてもそんなものを購入出来るような状況ではないのですが。
だから今までは仕事から、夫が仕事に出て行ってしまった抜け殻の家に帰って
一番最初に確認する事はその日彼が指輪をつけて行ったかどうか、であったりしました。
最近かなりお互いの思いを熱く語り合っているせいもあってか、
私たちが夫婦であるということをやけに確認しあったり、安心しあったりします。
だからそれを唯一の形である指輪に意思表示を託しているのかもしれません。
私は左手の薬指に指輪をつけると妙に気分がシャキっとします。
そして彼が隣に居なくても、どこかで同じ指輪をつけているのだと思うととても落ち着きます。


彼が浮気していることは以前にも言及しましたが、
最近のこの日々の確認作業によって、彼の行動が改善されてきているように思います。
それは私にとっては改善であっても、ある人達にとったら酷な事でもありました。
昨日、ここ一ヶ月ほどの「彼女」に、指輪を見せて自分が既婚者である旨を伝えたのだとか。
その女性の名前は幾度となく私の頭を悩ませた女性でもありました。
その彼女は彼との結婚を夢見て、彼の母国語を習いに学校に通いだし、
彼との関係を親密に構築していく為に行動に移し始めたところだったと思います。
彼が既婚者である事を知った彼女は泣き出して走って逃げていったのだとか。
たぶん、彼女に対して好きだの愛してるだの言ったことは無いでしょう、
それは分かっていますが、きっと肉体関係を結んで、
定期的に連絡を取り合い、定期的にどこかでおち合うような事を
短い間であったとすれ、続けてきたのであれば、
彼女が貴方の事を自分の恋人であると考えるのは当然の事です。
貴方がいくら自分にはその気はなかった、と言ったとしても、
彼女にとったら、貴方に裏切られたと考えるのが普通の事です。
そういう風に貴方の事を、自分の恋人だと考えている女が一体何人いるのでしょう。
別に何人いるのかは私にとって大きな問題ではありませんが、
そういう風に女性にとったら思わせぶりどころか、恋人と同じような関係を結び、
当然自分の恋人だと考えていたところに、実は既婚者なんだ、と言われて、
裏切られたと考えない女性が一体何処にいるというのでしょうか。
非常に腹立たしくて、朝っぱらからなぜか私は浮気相手の女性の肩を持つような口論しました。
矛盾してるけど、私は貴方の妻である前に同じ女性として心が痛む。と。
お前みたいな男がいるから世の女性は恋愛に傷付いたりするんだ。
激しく憤慨しました。
貴方にとって遊びだったとしても、それを相手の女性は
どう遊びか本気か判別すれば良いのですか。
奥さんが居る、と言われて、騙してたのね!!って当たり前です。
普通に想定の範囲内です。(ホリエモンにあやかって)
だから、最初に自分には妻がいるがそれでも良いのなら、と最初に浮気相手に断って、
それで始まるなら何も問題は起こらない。
二人了承の上でのことならば、そういった事も起こらない。
と何故か私は夫の浮気の助言までする始末。
別に自分が既婚者であることを伝えてまで他の女性との関係を構築する程
浮気がしたいわけじゃない、と言われてますます意味が分からない。
別に私が余裕綽々で生きているわけではないんです。
彼が浮気したって私は彼の妻だわ、とかいって
大船に乗ったつもりで踏ん反り返っているわけではありません。
私はそんなに肝っ玉のすわった女ではありませんから。
ただ私の十割を満たしてくれるのであれば、
それが彼の何割を占めているのかはわかりませんが、
残りは他の女性に行ったっていいのです。
そうやって彼が日々幸せだと生きられるのであれば私は文句はありません。
それが惚れた弱みといいますか。
ただ彼が誰かにとって悪者になったり、誰かを傷付けたりすることが我慢できないのです。
同時に浮気相手の女性達はある意味で、彼に惚れた者達という面ではある意味私の同志なのです。
だからこんな矛盾だらけの口論や助言をする羽目になるのです。
口論の最中もまるで私がその浮気相手であるかのように彼に食ってかかる姿を見て、
なんでお前が怒るんだ、なんて言われたりして、
全く意味がわかりません。
憤慨したり、口論したり、助言したり、自分でもよく分からないのです。
結局、他の女と寝たりすることがあってもそれはまさにただ寝るだけであって、
大事なのは私なのであって、帰る場所は私の所なのだと、
言われて、ありがとう、とつい言ってしまいそうになるのだが
普通に考えたら私達は夫婦であってそれは当たり前の事であって、
っていうかその前にやっぱり私がなんで怒ってるのか全然理解してくれていない、
っていうのにやっぱり哀しくなったりして。
ただホッツキ歩いて遊んで、それで相対的にだとしても
私の良さが分かればいいと思って私は目をつむっていますが。

嘘つきは嫌いです。大嫌いです。
だけど正直すぎるということは、
人を傷付ける事にも直結しているという事を彼はまだ知りません。
何回か、正直である事は時と場合によっては人を傷付けることになる、
と彼に伝えたこともありましたが、分かっていないようです。
分かっていても誰かを傷付けるという事に対して彼はもしかしたら心が痛まないのかもしれません。
そんな冷酷な人間である可能性は大いに有り得ます。
彼曰く自分の大切な人間以外が傷付こうと、それこそ自殺しようと関係ないのだとか。
その冷酷さが非常に怖い時があります。
私に対してもいつの日かそのように、
傷付こうが自殺しようが自分には関係あるまい、といった
私にとったら一番恐怖な日が来ない事を願うしかありません。
それよりも私が彼に教えなければいけない事はまだ沢山あるようです。
ほんとにくわばらくわばら。
彼が誰かに刺されるなんてような事が起こる前に私が阻止せねば。


そしてこの浮気論議から導かれた前向きな一つの事は、
こんな夫であっても自分が思うよりも彼は私の事を思ってくれていて、
たとえ浮気相手がいたとしても突如としてこんな風に女を切ってみたりすると、
いちいち浮気相手一人一人にやきもきしている自分が馬鹿馬鹿しくなったりします。
いつか終わる相手なのだから気を大きく持て、と
なぜか夫本人に言われたりすると、何かがとても間違っていると思いながらも、
激しくそれに賛同して、安心したりもします。
悩むだけ損というか、間違っていますけどそう私は気を持っていかないと、
きっと頭がおかしくなりますから。


これからも私の奮闘は続くのです。