東京事変

GULUM2005-02-15



実は今日は東京事変 live tour 2005 "dynamite!!"の
東京公演が渋谷公会堂でありました。
明日でこのツアー自体が終わってしまうんですけどね。


なんか、ここ最近テンションが上がらなかったんですよ。
仕事もウダウダだし、私生活もウダウダだし、
常に無気力で、なんにもしたくなくて、
そういう日々だったんですけど。
現実には働かなければならなかったり、
食欲も睡眠欲も性欲さえも義務的に感じる毎日で、
おでこを部屋の壁に何度もぶつけては気分を落ち着かせる自虐的な日々。
大学時代からの友人が林檎の大ファンで、
私も人並みに林檎は聴いてきたわけで、
私の大学時代のテーマソングとも言える曲も彼女の曲の中にはあるわけで。
東京事変もなんか、アルバム出て聴いてたんですよね。
ここ最近で買ったCDと云えばそれくらいでしたかね。


んで、数週間前にライブに誘われて、
あぁそういえば、ああいう空気に暫く触れていないなぁ、
行きたいなぁと思って承諾して、今日の日がやってきたわけです。


アルバム「教育」の1曲目、「りんごのうた」のイントロと共に幕が上がる。
林檎様は緑のお帽子におコート姿。
素敵であった。
私は林檎の生臭さと普通に彼女の姿態が好きです。
そして時々、回想の世界へと誘う彼女の曲も好きです。
連れには気付かれなかったと思うが、
「入水願い」では思わず涙が出た。
まぁ完全に自己陶酔ですが。
椎名林檎の曲も何曲がやって頂いて、とても満足でありました。


客層が不思議だったんですよ。
普通なんですかね?
カップルが多くて、後は仕事帰りのスーツを着た同年代のお兄さんお姉さん方、
高校生も居たし、「東京事変」と書かれたTシャツを着た熱狂的外国の方も
数人見受けられました。
もちろん我等のような若い女子が大半でありましたけどね。


前列にカップルが居たんですよ。
開演前から物凄いイチャつきっぷりで。
別に飲み屋や公園で見るならいいんですよ、こういう光景も。
ただすごく場違いだったんですよ。
ライブが始まっても二人のイチャつきは止まらず、
どうしても前方の林檎様達を見るには彼等が視界に入ってきますから、
非常に害されましたね。かなり。
そういう事なら家に帰ってビデオでも見ながらやってくれ、
と思わず言いたくなるくらいの熱さでしたので、
幾度となく連れと目を見合わせてはお互い害されているのを確認し合いました。
ただ音楽は誰の前でも平等である、という事を思うと
人それぞれの楽しみ方なのかな、と諦めるしかありませんでしたが。


何はともあれ、ちょうど二時間に渡る公演は無事に終了し、
祭りの後の虚無感に苛まれながらも、
祭りに参加できたことを光栄に思い、
公園通りを歩く私でありました。