心地の良い脳波をキャッチ。
互いに共鳴しあう。
あの人の声が好きだ。
彼の脳みそに融けていける気がする。
彼の血液となって、体の隅々を行き渡りたい。
我ながらイカれた文章だと思う。
生まれて初めて別れと出会いを一緒に迎えた日。
別離して出会って私は生まれ変わった気がした。
語り合うのに夢中で寝不足。
彼はあらゆる角度から頭ん中を異常に刺激してくる。
右から左から前から後ろから。
難しい質問ばかりされて困る。
質問の答えを探すよりも、質問の裏にある彼の姿を探して答えられない。
馬鹿な女と思われてるだろうか。
追いつきたい。追い越したくはない。
この距離感が堪らなく気持ちいい。
